縄跳び記念日!息子が苦手な縄跳びを克服した日!
今日はいい日だ。
— Accent and Idea (@accent_idea) 2021年5月10日
6歳息子は幼稚園時代に縄跳びが跳べなかった。一回跳ぶと二回目が続かない。
しかし本日連続8回の記録を打ち立てた。
縄跳びは、縄を回すとタイミングをはかって跳ぶ、の協調運動なのでそこら辺が難しそう。
縄を回す→跳ぶ→縄と回す、という若干ぎこちない跳び方だけどすごい進歩。
ちょっとここだけの話、感動して涙が出た。
なんでもすぐにできる子だったら、縄跳びができても感動しないだろう。
これまでの息子の努力を見てきたからこその感動だ。
この記事では、縄跳びが苦手だった息子が跳べるようになるまでにした親子の三人四脚について残します。縄跳びが苦手で悩んでいる子やその親にとって役に立つとうれしいです。
縄跳びができた方がいいとき
幼稚園・保育園でも、小学校の体育でも縄跳びの時間がある。
息子は幼稚園時代、縄跳びを一回した跳べなかった。
幼稚園の先生方も頑張ってくれたが、跳べないまま卒園してしまった。
私は、息子が縄跳びを跳べないこと自体はそれほど大事なことだと思っていなかった。
それよりも、みんなができる中で、一人だけできないと自尊心が傷つくんじゃないかと心配だった。
休日に縄跳びの練習をしにいったとき、近くに歳の近い子供がいると、恥ずかしがって練習を止めてしまい、負のサイクルにハマっている感じさえしていた。
そして、小学校に入学し、年間予定表を見ると、
縄跳び週間
の文字が目に飛び込んできた。
縄跳びが跳べないこと自体はどうでもいいのだが、
みんなが跳んでいるなか、いじける息子を想像すると、
パパもママも、いてもたってもいられなくなる。
今日、たまたま息子も気が乗ったらしく、近所で縄跳びの練習をすると、まだまだぎこちないところはあるものの、はじめて二回連続跳びに成功し、次に五回連続、最後には八回連続跳びに成功した。
息子の頑張りに感動した一日でした。
おっと、タイトルを回収していませんでした。
縄跳びができたいいときとは、ずばり、「縄跳び週間」です。
縄跳び週間のときに、下手なりに跳べていれば、クラスで浮く可能性も下がるし、なにより、本人の自尊心が守られるんじゃないかと、胸をなでおろしています。
縄跳びをうまく跳べない悪い癖について
縄跳びは、縄を回しながら、タイミングをはかってジャンプし、体勢を崩さずに着地して、すぐさま次のジャンプ体勢に移る、という体全体の協調運動だと思う。
大人は、すでに跳べるから、なんで跳べないのかと思いがちだけど、まだ体のバランスとか、動かし方に習熟していない子供にとってはなかなか難しい運動なのかもしれない。
息子がうまく跳べなかった原因について私なりに分析したものを列挙すると、
- 縄がうまく回せていない
- ジャンプ後にしゃがんでしまい連続ジャンプができない
- 縄とジャンプのタイミングが合っていない
がある。一つずつ説明する。
縄がうまく回せていない
人間は道具を使うとき、その道具にまで神経を張り巡らす。
例えば、箸を使うとき、箸を指の延長であるかのように意識して使うことができる。
そのほかにも、車に乗る人は、車を自分の体に見立ててぶつからないようにハンドルをきる。
そして、縄跳びでは、ふにゃふにゃの縄を自分の意のままに動かしてその縄を跳ぶ。
縄跳びをするためには、縄を意のままに動かせなければならないが、息子の場合、腕全体で力づくで回そうとして頭にひっかけたり、跳ぶ準備ができる前に足元に縄が来て跳ぶことができていないように見えた。
ジャンプ後にしゃがんでしまい連続ジャンプができない
うまくコントロールできていない縄をなんとか跳ぼうとして大きくジャンプし、滞空時間を延ばそうとして着地のときにしゃがんでしまう。
そうすると、確かに一回は跳べるけれども、次が続かない。
無事飛び越えられた縄は、そのまま頭の上を通り、すぐに足元くる。
しゃがんでしまうと、そのときまでに跳ぶ体勢を整えることが難しい。
縄を跳び続けるためには、着地のときに体勢を崩さないことが求められる。
縄とジャンプのタイミングが合っていない
縄跳びといえば、縄を跳ぶことなのだから、ジャンプのタイミングを合わせることが最も重要だ。
多分、運動が得意な子は、縄の回し方や連続ジャンプをすぐに習得し、このタイミングだけが練習を要するところなのではないかと思う。
このタイミングをはかることは、様々なところに注意を張り巡らさなければならないため、発達に癖のある息子にとって結構しんどい課題だったのかもしれない。
どのように改善したのか
縄跳びは、息子にとって難しい課題だとわかった。
だから、課題を細分化して、一つ一つできるようにしていった。
縄を回す
まずは、片手で縄を持ち、振り回す練習をさせた。
まずは、右手、次は左手という具合に。
そして、縄は腕で回すんじゃなくて、手首の動きだけで回すことを実演しながら教えた。
息子にとって、この練習は退屈な上に恥ずかしかったようで、すぐにふざけたり、逃げ出したりしたけど、パパもママも辛抱強く(ときにはあまりの不真面目さに怒ったり、)しながらなんとか練習を続けた。
連続ジャンプ
ジャンプの練習は、縄を持たせずに行った。
軽く跳ぶ、ひざのクッションを使って着地する、体勢に気を配る、次のジャンプに備える、そしてまた軽く跳ぶ、の繰り返し。
すこしバランスがとれるようになったら、パパのシャツの下側を持って、パパがジャンプするタイミングで息子も一緒にジャンプする練習をした。
その場で動かず、周期的にジャンプをする練習。
この練習は面白かったらしく、そこそこ続いた。
縄に合わせてタイミングよくジャンプする
この練習も引き続き、パパのシャツの下側を持って、パパのジャンプするタイミングと同じタイミングでジャンプをする練習をした。ただし、パパは実際に縄を回す。
長めの縄跳びをパパが持ち、「いっせーの」の合図でパパが縄を回し始める。
そして、ジャンプのタイミングに声を出しながら二人で跳ぶ。
これ、結構難易度高くて、あんまり跳べてなかったけど、この練習も面白かったらしく、何度もトライしてくれた。
イメトレと反復
あとは、イメージトレーニングと反復練習だ。
公園に行く日に縄跳びも持って行って、練習に誘ったり(大抵断られる)、縄跳びの本を何度も読んでイメージトレーニングをしたり。
親もあの手この手と知恵を絞ったけど、やっぱり一番努力したのは息子だ。
最後に
そして、今日ついに息子は、自分で縄を回しての二回連続ジャンプに成功した。
パパもママも息子をほめちぎった。
すると、「連続三回跳びたい!」といって練習を続け、最後に連続八回まで記録を伸ばした。
息子の努力と親の努力が報われた瞬間だ。思わず感動で涙がでた。
なお、練習のときに参考にし、イメトレにも使った本はこちらです。