スゴ育児

息子育ての狂気の日々

普通の子と息子の違い

 

いきさつ

今日は、息子が友達と公園に遊びに行った。
まだ小学一年生なので念のためパパが付き添い。

昼下がりの暖かい日差しの中、
追いかけっこしたり、取っ組み合ったり、
引き倒したり、持ち物を水溜りに落としたり…

子供の遊びになるべく干渉したくなかったけど、
さすがにそんなときは止めに入る。
やはり、うちの子は、
ちょっと常識的な歯止めが利かない。

横道にそれてしまったが、
他の子供について観察する機会があったので、
気が付いたことを書き残す。

普通の子

息子と友達の会話を聞いていて、
友達は外部環境に起因して話を始める気がする。

花が咲いていれば、花の話をして、
車を見れば、メーカーを当ててみたり、
目に映るものが起因して話が始まるようだ。

内容は特別なものじゃなくて、
一般的に話題に上がるようなもの。
オタク的な印象はなく、通り過ぎれば次の話題へ。

うちの息子

うちの息子の話は、多分頭の中から始まっている。
食事中に漫画の一コマのセリフを読み上げたり、
別の漫画の人物の行動意図について質問したり。

私は、息子の親なので、会話についていける。
これは、日々一緒に生活をしていて、
今どんな内容が頭の中でうごめいているのか、
想像できるから。
息子の読む本はたいてい目を通しているし、
私自身、結構覚えているタイプなのだ。

アイスの売り上げが多いと海難事故が多い、
という疑似相関があり、
この疑似相関の間には、
気温というミッシングリンクが存在する。

気温が高いとアイスが売れ、
気温が高いと海水浴の客が増える。
だから海難事故も増える。

でもミッシングリンクがわからないと、
なんのこっちゃとなる。

学校の友達が、
息子のミッシングリンクを見つけられるか、
と聞かれれば、Noだろうと答えざるを得ない。

一方、外部が一旦入力されると、
今度はその刺激に固執する。

どうして○○なんだ?という質問が、
だれであれ、どこであれ始まってしまう。
なんというかバランスが崩れている?

親も?

実は、妻の話もミッシングリンクの連続だ。
私自身もよく話が跳ぶので、
相手の跳び方の癖が分かれば、ついていける。

昔を振り返ると、
突然、誰に向かってでもなく、話を始めて、
ドン引きされたという記憶が残っている。

我が家は、両親とも多分頭の中から話し始める。
だから、話の仕方や内容に癖ができる。
そんな中育った息子だから、
同じような癖が出るのも致し方ない。

遺伝なのか、環境なのかと問われれば、
両方なんだろう。

どうする?

多分、現代の社会で生きていくには、
普通っぽく擬態ができた方がいい。
下手なところで目立たない方が身のためだ。

そうすると、普通っぽい会話の作法について調べ、
まず親が実践して、息子に背中を見せるとしよう。

ところで、私自身、外部の刺激を起因として、
話を始めるのがすこぶる苦手だ。
なんでか?
それは、圧倒的な興味の不足だ。
花があろうが、車のメーカーがなんだろうが、
どうでもいいじゃない?
だって、自分に何の影響もないし。

難題だ。息子が苦手なことは、
実は私も苦手なのだ。
まぁ、ちょっと試しに頑張ってみて、
あんまりつらいようだったら、別の策を考えよう。