スゴ育児

息子育ての狂気の日々

髪が!髪が~!

 

昼下がりの惨劇

昼飯を済ませてダラダラと過ごす昼下がり、
食器洗いから目を背け、畳にごろん。
間もなくママも横にごろん。
こんなときは息子が間に入ってくるはずだが、
今日はなぜか来ない。

手元にあったしろたんの人形をママに向け、
「バリバリバリしろたんがママを食べてる!」
というと、息子が駆けつけた。

・・・しかし、ママを助けるそぶりを見せない。
なぜだ?
パパの頭の上に陣取り、
はさみで工作をしている模様。
ん?なんだ?髪の毛をひっぱるなって!

というところでママの悲鳴!
「パパの髪の毛が切られてる!!!」

うわ~。まじか。
今はゴールデンウイークの真っただ中。
客商売じゃないから、
問題ないといえばないんだが、
はさみでパパの髪の毛切っちゃだめだ。

ママは激怒し、息子を叱るが、
パパは大爆笑!だって面白すぎるでしょ。
不意打ちで髪を切られるなんて、一生に一度か二度だよ。
しまいには笑ってることをママに怒られる始末。

鏡よ鏡!

まったく!しつけのなっていない小僧だ!
親の顔が見てみたい!とママの方を向くと、
まぁ、いつもどおりの美人がいた。
半分はお世辞だが、半分は本気。

そして、もう一人の親の顔を見るために洗面台へ。
そこにはいつものイケメンがいた。
肝心の髪型は・・・というと、
ぼさぼさすぎてわからない!

そうか、後ろの方を切られたからか。
結局、髪の毛がどうなったのかはわからない。
ただ、畳の上には短い髪の毛が散乱していた。

反省と教訓

ことの発端は、
しろたんがママをかじるという冗談だ。
しかし冗談は我が生きがい。
こればかりはやめるわけにはいかない。

やはり、はさみで髪を切ってはいけないと、
言い続けるしかないのだろうか。
子が親の言いつけを守るならば、
親は苦労しないだろう。

うちの息子は、
常識的にやらんだろうということを、
いとも簡単にやってのける。
常識によるセーブが利かないのだ。
ほかの子供はどうなんだろうか。

常識や先入観にとらわれず最適な選択ができる力、
それは素晴らしいことだが髪を切っちゃだめだ。
この前にも似たようなことがあったような…。